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半農半X


おはようございます。

晴れたと思ったら、昨日から北風になって曇ってきたり、雨がぱらついたり、

その横に真っ青な青空が広がっていたり、不思議な天気が続きます。

私は、2年前から半農半陶を目指し、島で畑を借りて少しずつですが

野菜を作っています。島での役職や趣味も他にあってたまにほったらかしで

雑草なのか野菜なのかわからなくなっていますが、昨年の冬ごろから

ちょっとだけ有機肥料を与えたら、ものすごい勢いで野菜が育っています。

(この畑はずっと休耕地だったので始めは何も加えずに育てていましたが、

 一年でスカスカになってしまったのです)ちなみに買う土は加えていません。

竹富島は戦後は農業で生活していたようです。水がないので田んぼはできず、

西表島に渡り田んぼをやっていたというのは有名な話。

島では麦、粟、芋、高黍、大豆、小豆、落花生などを主に作っていたようです。

余談ですが、落花生は土の中で育つことから“ジーマミ”(方言でジは土地、マミは豆)と

言われています。よく、石垣島に売りに行っていたそうです。

なので、今は観光の島と言われていますが、農業も盛んだったのです。

1970年代に起きた大干ばつの影響で、畑も牧場もできなくなり、

観光業へと移り変わっていきました。

しかし、現在は外へは売らないものの畑をやる島の人が増えています。

もともと畑だった土地は、何年かの休耕を経ているので実は肥えていたりします。

私のところも、5mmほどのミミズが住んでるんです。

今は、作られた土も売っていますし、肥料も種も売っている時代。

今の島の生活を原点回帰してほしいのが私の願い。

やっぱり畑や植物を育てているおじぃやおばぁは元気です。

大地にしっかりと足をつけ、根を張り、栄養を吸収しているのでしょうね。

島に家を作るとき、竹富島には独自マニュアルがあります。

土地入り口からセットバック10mと決まっていて、そこには世乞い(種子取祭の夜の祭り)が

できる幅と記載されています。

私の思うところ、そこで昔はゴザを広げて豆や粟などの雑穀を叩いていたんだろうと

農生活だからそこの幅なんだと思います。

島の祭りも農業ありきの祭りがほとんどです。

どうか、形だけでなく流れや想いが少しでも感じれる島であってほしいです。

仕事としての農業はとても厳しいかもしれなくて、若者はあまり農業をしたいと

思えないかもしれないけれど、1日1時間、30分でもあれば、野菜はできる!と

私は確信しています。手と愛情です。

そして、なによりも会話が生まれるんです。

「何作ってる〜?」とか「野菜もってけ〜」とかね。

そういう生活がいいよね。

長くなりました、今日も読んでくれてありがとうございます。

※写真は、私の畑で育ってる小豆です。昨日一本目の鞘を見つけたんです。


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